企業分析NOTE
プライム(内国株式)機械6309

巴工業株式会社

2025年10月期 有価証券報告書のデータを掲載
最終更新:2026年5月10日

巴工業株式会社は機械に属するのプライム(内国株式)上場企業です。従業員数724人、平均年収953万円(機械平均より271万円高い水準)です。巴工業は、液体と固体を効率的に分ける「遠心分離機」という特殊な機械を製造・販売しています。工場や水処理施設などで使われる産業機械のほか、様々な化学工業製品の仕入れ・販売も手掛けており、国内外の幅広い産業を支える技術と製品を提供しています。

業界ポジション

色付き数値 = 機械平均との差
953万円91
6.8h/月80
13.7年58
平均年齢40.2歳
9.0%51
+13.9%56
9.0%53
75.8%75
総合スコア
73/ 100
この企業機械平均

企業レポート

有価証券報告書をもとに作成した事業分析

巴工業は、遠心分離機と化学工業製品を扱う東証プライム上場の機械メーカーです。FY2025には売上593.7億円、営業利益53.5億円と堅調な増収増益を継続しており、自己資本比率75.8%と財務基盤も強固です。平均年収は業界平均を106.9%上回る952.5万円で、安定性と高待遇を兼ね備えた企業と言えるでしょう。

事業概要

巴工業は、液体と固体を効率的に分ける「遠心分離機」という特殊な機械を製造・販売しています。工場や水処理施設などで使われる産業機械のほか、様々な化学工業製品の仕入れ・販売も手掛けており、国内外の幅広い産業を支える技術と製品を提供しています。

セグメント分析

当社グループは「機械製造販売事業」と「化学工業製品販売事業」の二本柱ですが、遠心分離機の製造・販売を担う「機械製造販売事業」が成長の牽引役と考えられます。特に中国や北米での製造・販売・アフターサービスを展開しており、グローバルな視点での事業拡大に貢献したい方は、海外事業関連の職種で活躍の機会が多いでしょう。

こんな人に向いている

安定した財務基盤と高水準の年収を重視し、ニッチな産業機械の技術や海外展開に貢献したい志向の方に適しています。

知っておきたい注意点

有給取得率や詳細な人的資本情報が開示されていないため、働き方の実態は面接等で確認が必要です。専門性の高い事業内容への理解も求められます。

データ更新: 2026-03-16 時点

代表的な商品・サービス

🧪

遠心分離機

産業機械
🧪

化学工業製品

化学品販売
🧪

アフターサービス・部品販売

産業機械保守
🚚

物流サービス

物流

中期経営計画

有価証券報告書の経営方針より
Create The New Future~新たな未来の創造~2022年発表 → 2028年目標

2026~2028年の中期経営計画で連結売上高700億円、営業利益70億円、経常利益70億円、純利益50億円を目標に掲げ、海外市場拡大、バイナリー発電装置の拡販、環境負荷低減製品の強化を三本柱に成長戦略を推進。生産能力増強のため新工場建設も計画し持続的成長を目指す。

中期経営計画の数値目標と実績推移に基づく評価

重点施策有報「対処すべき課題」より

海外展開
海外市場での遠心分離機販売促進と化学工業市場開拓
成長投資
産業排熱向けバイナリー発電装置の拡販推進
技術開発
環境負荷低減製品の拡充と機械商社機能強化
成長投資
新工場建設による生産能力増強と研究開発体制構築

事業ポートフォリオの変化有報「事業の状況」より

サガミ工場一部と子会社工場を新工場へ移転2026

リスクプロファイル

有価証券報告書「事業等のリスク」より

巴工業は遠心分離機など機械製造販売と化学工業製品販売を主力とし、景気変動、主要顧客の設備投資動向、原材料価格変動、海外政情リスク、為替変動、自然災害、取引先信用リスクが業績に大きく影響する。特に米中対立やパンデミック等外部環境の不確実性が高い点が重要なリスク要因である。

有報のリスク記述をカテゴリ比率・重要ワードで分析した評価

有価証券報告書「事業等のリスク」よりOkapi BM25で自動抽出(2025年10月期

リスクへの対応状況有報「対処すべき課題」「事業の状況」より

景気変動
多国・多業種の顧客開拓と在庫適正化で景気変動リスクを低減(対処すべき課題)
海外展開
現地法規制・情勢の継続監視と適時対応を徹底(対処すべき課題)
為替変動
大口取引は先物予約で為替リスクを最小化(対処すべき課題)
自然災害
BCP策定とクラウド化推進で事業継続力強化(対処すべき課題)
信用リスク
取引先信用調査・限度額設定・担保取得で与信管理強化(対処すべき課題)

業績データ

直近5年間の有価証券報告書に基づく
売上高・利益の推移
📊売上高は6年間で+43%成長。利益率は5.8%→9.1%に改善しており、収益力が強化されています。
594億
+13.9%
54億
+13.8%
9.0%
39億
売上高営業利益純利益
従業員数・平均年収の推移
📊従業員数はほぼ横ばい。一人当たり売上高は+45%向上し、生産性が改善しています。平均年収は+25%上昇。
724人
-
953万
8,200万円
従業員数平均年収一人当たり売上高
従業員一人当たり利益・給与還元率
📊一人当たり利益は147%向上し、生産性が大きく改善。給与が一人当たり利益を上回っており、人材確保を優先する姿勢です。
532万円
前年比
+15.7%
179.1%
一人当たり純利益(黒字)一人当たり純利益(赤字)給与還元率(右軸)100%ライン
還元率は「平均年収÷一人当たり純利益×100」で算出。100%未満は利益が給与を上回る状態。赤字年度は算出対象外です。
設備投資・研究開発費の推移
📊投資総額は238%増加しており、積極的な成長投資を実行中。
25億円
2億円
4.6%
設備投資研究開発費対売上比率(右軸)
株価・市場パフォーマンス(月次)
📊株価は5年間で+193.4%の上昇。日経平均を大きく上回り、市場の期待が高い銘柄です。
1,731円
+193.4%
+33pt
対日経パフォーマンス(100=日経平均と同等)
株価(月次終値)出来高対日経パフォーマンス

株主・株式構成

2025-10 期末時点株主数 14,090

構成指数

TOPIX日銀ETF買入対象

日本銀行はETFを通じてこの銘柄を間接保有しています

流通株式比率(東証プライム基準 35%以上)

61.2%✓ 基準クリア
35% (基準)

上位10株主合計 38.8%自己株式 0.1%

外国人持株比率

3.0%
20% (放送法)
33.3% (1/3ルール)

外国法人 2.9% /外国個人 0.16%

株主カテゴリ別構成

金融機関 13.0%
金融商品取引業者 2.0%
外国人 3.0%
法人 9.0%
個人・その他 72.9%

主要株主(上位10名)

1日本マスタートラスト信託銀行㈱
8.43%
2UH Partners 2投資事業有限責任組合
6.80%
3光通信KK投資事業有限責任組合
6.43%
4巴工業取引先持株会
3.16%
5山口 温子
3.14%
6野田 眞利子
2.97%
7巴工業従業員持株会
2.32%
8エスアイエル投資事業有限責任組合
2.23%
9㈱みずほ銀行
1.67%
10土肥 幸子
1.64%
流通株式
61.2%

年収分析

e-Stat賃金構造統計 + 有報データに基づく推定
年齢別 推定年収の内訳
推定値です。製造業の業界統計を企業の年収比率(×2.335)でスケーリングしています。
※ 内訳は業界平均の比率(基本給・残業代・賞与)から推定
基本給×12残業代×12賞与
※ 内訳データがないため業界平均の比率から推定しています
基本給(月額推定)業界比率
80万円
残業代(月額推定)業界比率
4万円
賞与(年間推定)業界比率
182万円
賞与比率
15%
平均年収の推移(有報実績)
最新年度
953万円
7年変動
+25.0%
変動額
+191万円

働き方・ダイバーシティ

有報 + 女性活躍推進企業DBに基づく
基本情報
953万円
機械平均
40.2
機械平均
13.7
機械平均
労働環境
6.8h
| 平均 26.7h
--
非公開
--
非公開
ダイバーシティ・女性活躍
100%
全上場平均 9.4%
22%
30%
63%
女性÷男性 (100%=同一)
100%
+69.8pt
全上場平均 30.2%
86%
認定制度
くるみん・えるぼし等の認定情報は確認されていません
出典:女性活躍推進企業データベース(厚生労働省)

よくある質問

有価証券報告書データに基づく回答です

Q巴工業の平均年収はいくらですか?

巴工業株式会社の平均年収は953万円です(有価証券報告書 2025期)。

機械の業界平均682万円と比較すると271万円高い水準です

なお、この数値は全社員(総合職・一般職・現業職等を含む)の平均であり、職種や役職によって個人差があります。

Q巴工業の生涯年収はいくらですか?

巴工業株式会社の推定生涯年収は約3.9億円です。

22歳で新卒入社し60歳で定年退職するまでの38年間を想定。e-Stat賃金構造基本統計調査に基づく年齢別推定年収を、22歳入社・60歳定年の38年間で積み上げて算出しています(退職金は含みません)。

機械の業界平均の推定生涯年収約2.6億円と比較すると高い水準です。

※実際の生涯年収は、昇給ペース・役職・ボーナス変動・転職等によって大きく異なります。

Q巴工業の残業時間はどのくらいですか?

巴工業株式会社の平均残業時間は月6.8時間です(有価証券報告書 2025期)。

機械の業界平均15.1時間と比較すると少ないです。

ただし、裁量労働制やみなし残業制度を導入している企業では、有報の数値と実際の労働時間が異なる場合があります。

Q巴工業の有給休暇取得率は?

巴工業株式会社の有給休暇取得率は現在公開されているデータでは確認できません。

企業分析NOTEでは、ホワイト企業ランキングで働きやすさを総合的に評価しています。

Q巴工業はブラック企業ですか?激務ですか?

巴工業株式会社の労働環境を有価証券報告書のデータで確認すると、平均残業時間は月6.8時間(機械平均15.1時間)、平均勤続年数は13.7年(機械平均15.5年)です。

「ブラック企業」の明確な法的定義はありませんが、上記のデータを業界平均と比較することで客観的な判断材料になります。

残業時間は業界平均以下、有休取得率は業界平均以上であり、データ上は業界平均より良好な労働環境と言えます。

ただし、裁量労働制やみなし残業を導入している企業では、有報の残業データが実態と異なる場合があります。

Q巴工業の評判・総合評価は?

企業分析NOTEでは、口コミではなく有価証券報告書の公的データに基づき企業を評価しています。

巴工業株式会社の主要指標:

  • 残業:月6.8時間
  • 勤続年数:13.7年
  • 営業利益率:9.0%

ネット上の口コミは個人の主観に左右されますが、有価証券報告書のデータは企業が法的責任を持って開示した公的情報です。

ホワイト企業ランキングで業界内の位置づけを確認

Q巴工業は長く働ける会社ですか?

巴工業株式会社の平均勤続年数は13.7年(機械平均15.5年)です。

業界平均を下回っていますが、設立年が新しい企業、中途採用を積極的に行っている企業、業界全体の人材流動性が高い場合にも短くなる傾向があります。

直近の売上成長率は前年比+13.9%です。

営業利益率は9.0%です。

売上成長率ランキングで成長企業を確認

Q巴工業の業績・将来性はどうですか?

巴工業株式会社の直近の売上高は594億円(前年比+13.9%)です。

営業利益率は9.0%です。

売上成長率がプラスの場合は事業が拡大傾向にあり、営業利益率が高い企業は社員への待遇還元余力も大きい傾向があります。

売上成長率ランキングを確認

Q巴工業の年収が高い理由は?

巴工業株式会社の平均年収953万円は、機械の業界平均682万円を大きく上回っています。

高年収の背景としては、営業利益率が9.0%と一定の水準にあること、一人当たりの売上高が大きいことなどが考えられます。利益率が高い企業は社員への還元余力も大きく、年収に反映されやすい傾向があります。

Q巴工業は女性が働きやすい企業ですか?

巴工業株式会社の女性活躍に関するデータは以下の通りです。

  • 女性管理職比率:2.4%
  • 男性育児休業取得率:100.0%
  • 男女の賃金差異:63.3%

女性活躍ランキングで業界内の位置づけを確認

企業基本情報

英語社名
TOMOE ENGINEERING CO.,LTD.または TOMOE KOGYO CO.,LTD.
証券コード
6309
業種
機械
市場区分
プライム(内国株式)
所在地
東京都
本店所在地
東京都品川区北品川五丁目5番15号
資本金
10.6億円
決算期
10月
会計基準
日本基準
従業員数
724名(連結)
電話番号
(03)3442-5120(代表)
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