企業分析NOTE
プライム(内国株式)情報・通信業4704

トレンドマイクロ株式会社

2025年12月期 有価証券報告書のデータを掲載
最終更新:2026年5月10日

トレンドマイクロ株式会社は情報・通信業に属するのプライム(内国株式)上場企業です。従業員数725人、平均年収989万円(情報・通信業平均より311万円高い水準)です。世界中でコンピュータやインターネットを安全に利用できるよう、ウイルス対策ソフトやサイバー攻撃からの防御システムを開発・販売し、関連サービスを提供する情報セキュリティ企業です。

業界ポジション

色付き数値 = 情報・通信業平均との差
989万円91
18.5h/月37
有給取得率74%
9.1年59
平均年齢40.3歳
26.0%56
-67.8%0
36.4%59
41.2%35
総合スコア
67/ 100
この企業情報・通信業平均

企業レポート

有価証券報告書をもとに作成した事業分析

情報・通信業の大手企業として、売上2726.4億円を達成し、営業利益率17.6%と高い収益性を誇ります。平均年収も業界平均を55.8%上回るなど、安定した成長と高待遇が魅力です。

事業概要

世界中でコンピュータやインターネットを安全に利用できるよう、ウイルス対策ソフトやサイバー攻撃からの防御システムを開発・販売し、関連サービスを提供する情報セキュリティ企業です。

こんな人に向いている

情報セキュリティ分野で世界を舞台に活躍したい方、高い専門性と成果が正当に評価される環境を求める方。

知っておきたい注意点

自己資本比率が30%を下回っており、財務の安定性を重視する方は確認が必要です。また、有給取得率など働き方に関する詳細なデータは非公開です。

データ更新: 2026-03-16 時点

代表的な商品・サービス

中期経営計画

有価証券報告書の経営方針より

2028年12月期に営業利益率25~27%を目標に掲げ、ARRの継続的増加と利益率向上を両立させる計画。資本集約的でないビジネス構造を活かしROE向上も目指す。AI技術を活用した統合セキュリティプラットフォームVision Oneの展開が成長の柱。

中期経営計画の数値目標と実績推移に基づく評価

重点施策有報「対処すべき課題」より

技術開発
AI技術を活用した統合セキュリティプラットフォームの強化
成長投資
戦略的提携・買収による事業領域拡大
その他
グローバル人材戦略とAIリテラシー強化
リスク対策
販売実績に基づく在庫バッファ確保による供給安定化
コスト改善
営業利益率25~27%の達成に向けた利益率向上施策

リスクプロファイル

有価証券報告書「事業等のリスク」より

トレンドマイクロはサイバーセキュリティ事業に単一依存しており、市場競争激化や技術革新の速さにより製品陳腐化リスクが高い。買収や提携の失敗、サプライチェーンの製造遅延、サイバー攻撃による信頼失墜も事業継続に重大な影響を与える可能性がある。

有報のリスク記述をカテゴリ比率・重要ワードで分析した評価

有価証券報告書「事業等のリスク」よりOkapi BM25で自動抽出(2025年12月期

リスクへの対応状況有報「対処すべき課題」「事業の状況」より

事業依存
戦略的提携・買収を積極検討し事業領域拡大を図る(対処すべき課題)
技術革新
AI活用の統合セキュリティプラットフォームVision Oneを展開(事業の状況)
サプライチェーンリスク
販売実績分析に基づく十分な在庫バッファを確保(事業の状況)
信頼失墜
高度なサイバー攻撃対策と情報管理体制の強化を継続(対処すべき課題)
人材
グローバル人材戦略で多様な人材確保とAIリテラシー強化(対処すべき課題)

業績データ

直近5年間の有価証券報告書に基づく
売上高・利益の推移
📊売上高は6年間で-47%縮小。利益率は22.8%→26.0%に改善しており、収益力が強化されています。
877億
-67.8%
228億
-52.6%
26.0%
345億
売上高営業利益純利益
従業員数・平均年収の推移
📊従業員数は6年間で-89%減少。人員削減と同時に一人当たり売上高が向上。効率化・選択と集中が進んでいます。平均年収は+14%上昇。
725人
-
989万
12,091万円
従業員数平均年収一人当たり売上高
従業員一人当たり利益・給与還元率
📊一人当たり利益は1067%向上し、生産性が大きく改善。還元率は低く、利益の多くを内部留保や株主還元に配分しています。
4,762万円
前年比
+852.4%
20.8%
一人当たり純利益(黒字)一人当たり純利益(赤字)給与還元率(右軸)100%ライン
還元率は「平均年収÷一人当たり純利益×100」で算出。100%未満は利益が給与を上回る状態。赤字年度は算出対象外です。
設備投資・研究開発費の推移
📊投資額は安定推移。
-
67億円
7.6%
設備投資研究開発費対売上比率(右軸)
株価・市場パフォーマンス(月次)
📊株価は5年間で+28.5%の上昇。日経平均を大きく下回っており、株価は低迷しています。
5,476円
+28.5%
-48pt
対日経パフォーマンス(100=日経平均と同等)
株価(月次終値)出来高対日経パフォーマンス

株主・株式構成

2025-12 期末時点株主数 11,117

構成指数

TOPIX日銀ETF買入対象

日本銀行はETFを通じてこの銘柄を間接保有しています

流通株式比率(東証プライム基準 35%以上)

46.2%✓ 基準クリア
35% (基準)

上位10株主合計 53.8%自己株式 7.2%

外国人持株比率

46.2%
20% (放送法)
33.3% (1/3ルール)

外国法人 42.4% /外国個人 3.82%

株主カテゴリ別構成

金融機関 37.3%
金融商品取引業者 5.9%
外国人 46.2%
法人 0.3%
個人・その他 10.4%

主要株主(上位10名)

1日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
25.72%
2株式会社日本カストディ銀行(信託口)
11.15%
3チャン ミン ジャン ※a
4.10%
4BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT ※b
2.77%
5THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND ※c
2.02%
6BNYMSANV RE BNYMSANVDUB RE LEGAL (AND) GENERAL UCITS ETF PLC ※b
1.76%
7SMBC日興証券株式会社
1.59%
8日本証券金融株式会社
1.58%
9HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES ※d
1.54%
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 ※e
1.49%
流通株式
46.2%

年収分析

e-Stat賃金構造統計 + 有報データに基づく推定
年齢別 推定年収の内訳
推定値です。情報通信業の業界統計を企業の年収比率(×2.01)でスケーリングしています。
※ 内訳は業界平均の比率(基本給・残業代・賞与)から推定
基本給×12残業代×12賞与
※ 内訳データがないため業界平均の比率から推定しています
基本給(月額推定)業界比率
89万円
残業代(月額推定)業界比率
2万円
賞与(年間推定)業界比率
200万円
賞与比率
15%
平均年収の推移(有報実績)
最新年度
989万円
7年変動
+13.5%
変動額
+118万円

働き方・ダイバーシティ

有報 + 女性活躍推進企業DBに基づく
基本情報
989万円
情報・通信業平均
40.3
情報・通信業平均
9.1
情報・通信業平均
労働環境
18.5h
| 平均 26.7h
74%
平均 58.2%
--
非公開
ダイバーシティ・女性活躍
19%
全上場平均 9.4%
20%
17%
73%
女性÷男性 (100%=同一)
59%
+28.6pt
全上場平均 30.2%
89%
認定制度
えるぼし 3段階
女性活躍推進の認定(厚生労働大臣)

採用・継続就業・労働時間・管理職比率・多様なキャリアの5項目のうち、基準を達成した項目数に応じて1〜3段階で認定されます。 3段階中3段階目の認定です。

よくある質問

有価証券報告書データに基づく回答です

Qトレンドマイクロの平均年収はいくらですか?

トレンドマイクロ株式会社の平均年収は989万円です(有価証券報告書 2025期)。

情報・通信業の業界平均678万円と比較すると311万円高い水準です

なお、この数値は全社員(総合職・一般職・現業職等を含む)の平均であり、職種や役職によって個人差があります。

Qトレンドマイクロの生涯年収はいくらですか?

トレンドマイクロ株式会社の推定生涯年収は約4.0億円です。

22歳で新卒入社し60歳で定年退職するまでの38年間を想定。e-Stat賃金構造基本統計調査に基づく年齢別推定年収を、22歳入社・60歳定年の38年間で積み上げて算出しています(退職金は含みません)。

情報・通信業の業界平均の推定生涯年収約2.6億円と比較すると高い水準です。

※実際の生涯年収は、昇給ペース・役職・ボーナス変動・転職等によって大きく異なります。

Qトレンドマイクロの残業時間はどのくらいですか?

トレンドマイクロ株式会社の平均残業時間は月18.5時間です(有価証券報告書 2025期)。

情報・通信業の業界平均12.7時間と比較すると多いです。

ただし、裁量労働制やみなし残業制度を導入している企業では、有報の数値と実際の労働時間が異なる場合があります。

Qトレンドマイクロの有給休暇取得率は?

トレンドマイクロ株式会社の有給休暇取得率は73.8%です。

情報・通信業の業界平均70.8%と比較すると同程度の水準です

有休取得率が高い企業は、制度として取得を推進している傾向があり、働きやすさの指標のひとつです。

ホワイト企業ランキングで総合的な働きやすさを確認

Qトレンドマイクロはブラック企業ですか?激務ですか?

トレンドマイクロ株式会社の労働環境を有価証券報告書のデータで確認すると、平均残業時間は月18.5時間(情報・通信業平均12.7時間)、有給休暇取得率は73.8%(情報・通信業平均70.8%)、平均勤続年数は9.1年(情報・通信業平均7.6年)です。

「ブラック企業」の明確な法的定義はありませんが、上記のデータを業界平均と比較することで客観的な判断材料になります。

データは業界平均と同程度の水準です。

ただし、裁量労働制やみなし残業を導入している企業では、有報の残業データが実態と異なる場合があります。

Qトレンドマイクロの評判・総合評価は?

企業分析NOTEでは、口コミではなく有価証券報告書の公的データに基づき企業を評価しています。

トレンドマイクロ株式会社の主要指標:

  • 残業:月18.5時間
  • 有休取得率:73.8%
  • 勤続年数:9.1年
  • 営業利益率:26.0%

ネット上の口コミは個人の主観に左右されますが、有価証券報告書のデータは企業が法的責任を持って開示した公的情報です。

ホワイト企業ランキングで業界内の位置づけを確認

Qトレンドマイクロは長く働ける会社ですか?

トレンドマイクロ株式会社の平均勤続年数は9.1年(情報・通信業平均7.6年)です。

業界平均を上回っており、社員が長く働き続けている傾向がうかがえます。

直近の売上成長率は前年比-67.8%です。

営業利益率は26.0%です。

売上成長率ランキングで成長企業を確認

Qトレンドマイクロの業績・将来性はどうですか?

トレンドマイクロ株式会社の直近の売上高は877億円(前年比-67.8%)です。

営業利益率は26.0%です。

売上成長率がプラスの場合は事業が拡大傾向にあり、営業利益率が高い企業は社員への待遇還元余力も大きい傾向があります。

売上成長率ランキングを確認

Qトレンドマイクロの年収が高い理由は?

トレンドマイクロ株式会社の平均年収989万円は、情報・通信業の業界平均678万円を大きく上回っています。

高年収の背景としては、営業利益率が26.0%と高水準であること、一人当たりの売上高が大きいことなどが考えられます。利益率が高い企業は社員への還元余力も大きく、年収に反映されやすい傾向があります。

Qトレンドマイクロは女性が働きやすい企業ですか?

トレンドマイクロ株式会社の女性活躍に関するデータは以下の通りです。

  • 女性管理職比率:17.3%
  • 男性育児休業取得率:48.0%
  • 男女の賃金差異:71.9%

女性活躍ランキングで業界内の位置づけを確認

企業基本情報

証券コード
4704
市場区分
プライム(内国株式)
所在地
東京都
設立
1965年3月29日
資本金
199.3億円
会計基準
日本基準
従業員数
725名(連結)
企業サイト
trendmicro.co.jp
IR情報
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