企業分析NOTE
スタンダード(内国株式)海運業9173

東海汽船株式会社

2025年12月期 有価証券報告書のデータを掲載
最終更新:2026年5月9日

東海汽船株式会社は海運業に属するのスタンダード(内国株式)上場企業です。従業員数195人、平均年収875万円(海運業平均を157万円低い水準)です。東京諸島と本土を結ぶ旅客・貨物定期航路を主軸に、東京湾内周遊事業を展開。その他、船内サービス、海運代理店、船舶修理、商事料飲、ホテル、旅客自動車運送など多岐にわたる事業を手掛けるグループ企業です。

業界ポジション

色付き数値 = 海運業平均との差
875万円77
業界平均(推定)
15.7年67
平均年齢42.5歳
2.0%51
-2.2%45
10.7%55
22.0%13
総合スコア
60/ 100
この企業海運業平均

企業レポート

有価証券報告書をもとに作成した事業分析

東海汽船は、海運業を基盤に多角的な事業を展開する中堅企業です。FY2024には売上146.0億円、営業利益5.8億円と業績が回復。特に平均年収は業界平均を107.8%も上回る高水準ですが、自己資本比率28.3%は今後の財務健全性への注視が必要です。

事業概要

東京諸島と本土を結ぶ旅客・貨物定期航路を主軸に、東京湾内周遊事業を展開。その他、船内サービス、海運代理店、船舶修理、商事料飲、ホテル、旅客自動車運送など多岐にわたる事業を手掛けるグループ企業です。

セグメント分析

海運関連事業が基盤ですが、観光需要回復に伴いホテルや商事料飲、旅客自動車運送事業も成長機会です。特に東京諸島への観光客増加や東京湾内周遊の需要拡大は直接的なドライバー。多様な事業があるため、職種によっては幅広いキャリアパスが期待できます。

こんな人に向いている

高年収と安定したインフラ事業を志向し、観光・サービス業にも興味がある方。地域貢献や多角的な事業展開に魅力を感じるキャリア志向者に向いています。

知っておきたい注意点

FY2023の営業赤字や自己資本比率28.3%は、今後の財務状況を注視すべき点です。また、有給取得率のデータがないため、働き方の実態は確認が必要です。

データ更新: 2026-03-17 時点

代表的な商品・サービス

中期経営計画

有価証券報告書の経営方針より
Building Trust 2026

2026年までの中期経営計画では、安全運航の徹底と法令遵守体制の強化を基盤に、顧客・地域社会・株主からの信頼回復と企業価値向上を最優先課題とする。人口減少や観光需要の回復遅れなど厳しい環境下で、収益基盤強化と持続可能な経営体制構築を目指す。

中期経営計画の数値目標と実績推移に基づく評価

重点施策有報「対処すべき課題」より

リスク対策
安全運航体制の強化と法令遵守の徹底
コスト改善
閑散期対策と船隊再編による収益力向上
成長投資
自然環境型観光や体験型商品の開発
新規事業
ECサイト事業の本格展開による島への誘客促進
その他
資格取得奨励制度と社内研修による人材育成

リスクプロファイル

有価証券報告書「事業等のリスク」より

東海汽船は東京諸島と本土を結ぶ公共性の高い離島航路を運航し、人口減少や観光需要の回復遅れ、燃料価格変動、気象災害、感染症流行など多様なリスクに直面。特に不採算航路の維持負担や噴火・地震多発地帯での運航リスクが重要で、収益の季節偏重も経営の課題となっている。

有報のリスク記述をカテゴリ比率・重要ワードで分析した評価

有価証券報告書「事業等のリスク」よりOkapi BM25で自動抽出(2025年12月期

リスクへの対応状況有報「対処すべき課題」「事業の状況」より

燃料費
燃料油価格変動調整金を設定し価格上昇リスクを軽減。2004年12月より実施。(対処すべき課題)
安全運航
運航管理体制と教育訓練を強化し事故未然防止に努める。2026年スローガンに掲げ実施中。(対処すべき課題)
収益性
閑散期対策や船隊再編を推進し収益基盤強化に努める。中長期戦略の一環として実施。(対処すべき課題)
感染症
感染症流行時の事業継続計画を整備し影響軽減を図る。安全運航体制の強化と連動。(対処すべき課題)
人材確保
資格取得奨励や社内研修を充実し多様な人材活用を推進。人的資本投資を重点施策とする。(対処すべき課題)

業績データ

直近5年間の有価証券報告書に基づく
売上高・利益の推移
📊売上高は6年間で+29%成長。利益率2.1%で安定推移。
143億
-2.2%
3億
-51.2%
2.0%
4億
売上高営業利益純利益
従業員数・平均年収の推移
📊従業員数は6年間で-43%減少。人員削減と同時に一人当たり売上高が向上。効率化・選択と集中が進んでいます。平均年収は+8%上昇。
195人
-
875万
7,327万円
従業員数平均年収一人当たり売上高
従業員一人当たり利益・給与還元率
📊7期中3期が赤字と、利益が不安定な状態です。給与が一人当たり利益を上回っており、人材確保を優先する姿勢です。
189万円
前年比
+136.3%
463.5%
一人当たり純利益(黒字)一人当たり純利益(赤字)給与還元率(右軸)100%ライン
還元率は「平均年収÷一人当たり純利益×100」で算出。100%未満は利益が給与を上回る状態。赤字年度は算出対象外です。
設備投資・研究開発費の推移
📊投資額は94%縮小しており、投資を抑制しています。
3億円
-
2.1%
設備投資研究開発費対売上比率(右軸)
株価・市場パフォーマンス(月次)
📊株価は5年間で+28.6%の上昇。日経平均を大きく下回っており、株価は低迷しています。
2,997円
+28.6%
-56pt
対日経パフォーマンス(100=日経平均と同等)
株価(月次終値)出来高対日経パフォーマンス

株主・株式構成

2025-12 期末時点株主数 6,803

流通株式比率(東証プライム基準 35%以上)

58.9%✓ 基準クリア
35% (基準)

上位10株主合計 41.1%自己株式 0.2%

外国人持株比率

0.3%
20% (放送法)
33.3% (1/3ルール)

外国法人 0.2% /外国個人 0.12%

株主カテゴリ別構成

金融機関 9.0%
金融商品取引業者 1.6%
外国人 0.3%
法人 38.1%
個人・その他 50.3%
政府・地方公共団体 0.7%

主要株主(上位10名)

※ この有報には株主名称データが含まれていません

1
18.04%
2
6.83%
3
3.45%
4
2.39%
5
2.32%
6
1.96%
7
1.64%
8
1.59%
9
1.50%
10
1.36%
流通株式
58.9%

年収分析

e-Stat賃金構造統計 + 有報データに基づく推定
年齢別 推定年収の内訳
推定値です。運輸業・郵便業の業界統計を企業の年収比率(×2.095)でスケーリングしています。
※ 内訳は業界平均の比率(基本給・残業代・賞与)から推定
基本給×12残業代×12賞与
※ 内訳データがないため業界平均の比率から推定しています
基本給(月額推定)業界比率
68万円
残業代(月額推定)業界比率
6万円
賞与(年間推定)業界比率
153万円
賞与比率
15%
平均年収の推移(有報実績)
最新年度
875万円
7年変動
+8.4%
変動額
+68万円

働き方・ダイバーシティ

有報 + 女性活躍推進企業DBに基づく
基本情報
875万円
海運業平均
42.5
海運業平均
15.7
海運業平均
労働環境
非公開
--
非公開
--
非公開
ダイバーシティ・女性活躍
--
非公開
10%
--
非公開
--
非公開
--
非公開
--
非公開
認定制度
くるみん・えるぼし等の認定情報は確認されていません
出典:女性活躍推進企業データベース(厚生労働省)

よくある質問

有価証券報告書データに基づく回答です

Q東海汽船の平均年収はいくらですか?

東海汽船株式会社の平均年収は875万円です(有価証券報告書 2025期)。

海運業の業界平均1,032万円と比較すると157万円低い水準です

なお、この数値は全社員(総合職・一般職・現業職等を含む)の平均であり、職種や役職によって個人差があります。

Q東海汽船の生涯年収はいくらですか?

東海汽船株式会社の推定生涯年収は約3.6億円です。

22歳で新卒入社し60歳で定年退職するまでの38年間を想定。e-Stat賃金構造基本統計調査に基づく年齢別推定年収を、22歳入社・60歳定年の38年間で積み上げて算出しています(退職金は含みません)。

海運業の業界平均の推定生涯年収約3.9億円と比較すると同程度の水準です。

※実際の生涯年収は、昇給ペース・役職・ボーナス変動・転職等によって大きく異なります。

Q東海汽船の有給休暇取得率は?

東海汽船株式会社の有給休暇取得率は現在公開されているデータでは確認できません。

企業分析NOTEでは、ホワイト企業ランキングで働きやすさを総合的に評価しています。

Q東海汽船はブラック企業ですか?激務ですか?

東海汽船株式会社の労働環境を有価証券報告書のデータで確認すると、平均勤続年数は15.7年(海運業平均13.3年)です。

「ブラック企業」の明確な法的定義はありませんが、上記のデータを業界平均と比較することで客観的な判断材料になります。

データは業界平均と同程度の水準です。

ただし、裁量労働制やみなし残業を導入している企業では、有報の残業データが実態と異なる場合があります。

Q東海汽船の評判・総合評価は?

企業分析NOTEでは、口コミではなく有価証券報告書の公的データに基づき企業を評価しています。

東海汽船株式会社の主要指標:

  • 勤続年数:15.7年
  • 営業利益率:2.0%

ネット上の口コミは個人の主観に左右されますが、有価証券報告書のデータは企業が法的責任を持って開示した公的情報です。

ホワイト企業ランキングで業界内の位置づけを確認

Q東海汽船は長く働ける会社ですか?

東海汽船株式会社の平均勤続年数は15.7年(海運業平均13.3年)です。

業界平均を上回っており、社員が長く働き続けている傾向がうかがえます。

直近の売上成長率は前年比-2.2%です。

営業利益率は2.0%です。

売上成長率ランキングで成長企業を確認

Q東海汽船の業績・将来性はどうですか?

東海汽船株式会社の直近の売上高は143億円(前年比-2.2%)です。

営業利益率は2.0%です。

売上成長率がプラスの場合は事業が拡大傾向にあり、営業利益率が高い企業は社員への待遇還元余力も大きい傾向があります。

売上成長率ランキングを確認

企業基本情報

証券コード
9173
業種
海運業
市場区分
スタンダード(内国株式)
所在地
東京都
資本金
11億円
会計基準
日本基準
従業員数
195名(連結)
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