企業分析NOTE
スタンダード(内国株式)小売業8244

株式会社近鉄百貨店

2025年2月期 有価証券報告書のデータを掲載
最終更新:2026年5月10日

株式会社近鉄百貨店は小売業に属するのスタンダード(内国株式)上場企業です。従業員数1,962人、平均年収493万円(小売業平均を65万円低い水準)です。百貨店事業を中核に、輸入自動車販売、食品製造・販売、内装工事、不動産など多岐にわたる事業を展開する大手企業です。お客様の生活に密着した幅広いサービスを提供し、グループ全体で事業を推進しています。

業界ポジション

色付き数値 = 小売業平均との差
493万円34
14.2h/月52
22.6年100
平均年齢47.1歳
4.7%53
+1.4%48
9.0%54
33.7%28
総合スコア
54/ 100
この企業小売業平均

企業レポート

有価証券報告書をもとに作成した事業分析

大手百貨店を核に多角化を進める企業。FY2023以降は業績が回復し、FY2025には営業利益53.5億円を見込む増収増益トレンド。平均年収も業界平均を3.2%上回っており、安定性と成長性を兼ね備える。

事業概要

百貨店事業を中核に、輸入自動車販売、食品製造・販売、内装工事、不動産など多岐にわたる事業を展開する大手企業です。お客様の生活に密着した幅広いサービスを提供し、グループ全体で事業を推進しています。

セグメント分析

百貨店事業が主軸ですが、輸入自動車販売(シュテルン近鉄)、食品製造・販売(ジャパンフーズクリエイト)、内装業(近創)、不動産業など多角的な事業を展開。特に百貨店事業の回復と、安定的な収益源となりうる不動産事業や、消費トレンドに合わせた食品事業は成長機会があるでしょう。職種としては、百貨店の販売・運営だけでなく、これらの関連事業での企画・営業職も視野に入れると良いでしょう。

こんな人に向いている

百貨店ビジネスに興味があり、安定した大手企業で多角的な事業に携わりたい方。回復・成長期の企業で貢献したい志向の方に向いています。

知っておきたい注意点

有給取得率のデータがないため、働き方の実態は面接などで確認が必要です。自己資本比率も業界平均と比較して確認すると良いでしょう。

データ更新: 2026-03-16 時点

代表的な商品・サービス

中期経営計画

有価証券報告書の経営方針より
中期経営計画(2025~2028年度)2024年発表 → 2028年目標

近鉄百貨店は2025~2028年度の中期経営計画で「新たな価値創造事業会社=百“価”店」への変革を掲げ、あべのハルカス近鉄本店と外商を核に既存事業強化と基盤整備を推進。ESGを経営戦略の柱とし、地域社会の発展と持続可能な社会の実現を目指す。非連続で不確実な環境下での成長を志向している。

中期経営計画の数値目標と実績推移に基づく評価

重点施策有報「対処すべき課題」より

成長投資
既存事業の強化と基盤強化施策の遂行
リスク対策
ESG推進による社会課題解決と持続的成長
その他
地域共創型百貨店として地域産業活性化
リスク対策
環境に優しい設備導入と温室効果ガス削減
その他
人的資本強化による個人と企業の絆と成長

リスクプロファイル

有価証券報告書「事業等のリスク」より

近鉄百貨店は、地方・郊外の人口減少や景気変動、流通業界の競争激化、消費行動の変化やデジタル化の進展により業績が影響を受けやすい。さらに、商品品質や食品安全性の問題、取引先倒産リスク、法規制違反リスク、新規事業の不確実性、地震や火災などの災害リスクが業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。

有報のリスク記述をカテゴリ比率・重要ワードで分析した評価

有価証券報告書「事業等のリスク」よりOkapi BM25で自動抽出(2025年2月期

リスクへの対応状況有報「対処すべき課題」「事業の状況」より

人口減少
店舗構造改革とコスト構造改革を推進し事業モデルを抜本的に改革(対処すべき課題)
商品品質
法令遵守と品質・衛生管理の定期チェックを徹底(対処すべき課題)
与信管理
法人向け掛売取引の与信管理を十分に実施(対処すべき課題)
法令遵守
顧問弁護士相談や社員教育で法令遵守を徹底(対処すべき課題)
災害対策
災害リスクに備えた事業継続計画と復旧体制を強化(対処すべき課題)

業績データ

直近5年間の有価証券報告書に基づく
売上高・利益の推移
📊売上高は6年間で-59%縮小。利益率4.7%で安定推移。
1,151億
+1.4%
54億
+37.2%
4.7%
35億
売上高営業利益純利益
従業員数・平均年収の推移
📊従業員数は6年間で-14%減少。一人当たり売上高は-53%低下しており、生産性に課題があります。
1,962人
-
493万
5,867万円
従業員数平均年収一人当たり売上高
従業員一人当たり利益・給与還元率
📊7期中2期が赤字と、利益が不安定な状態です。給与が一人当たり利益を上回っており、人材確保を優先する姿勢です。
178万円
前年比
+34.8%
277.3%
一人当たり純利益(黒字)一人当たり純利益(赤字)給与還元率(右軸)100%ライン
還元率は「平均年収÷一人当たり純利益×100」で算出。100%未満は利益が給与を上回る状態。赤字年度は算出対象外です。
設備投資・研究開発費の推移
📊投資額は35%縮小しており、投資を抑制しています。
41億円
-
3.6%
設備投資研究開発費対売上比率(右軸)
株価・市場パフォーマンス(月次)
📊株価は5年間で-44.3%の下落。日経平均を大きく下回っており、株価は低迷しています。
1,659円
-44.3%
-84pt
対日経パフォーマンス(100=日経平均と同等)
株価(月次終値)出来高対日経パフォーマンス

株主・株式構成

2026-02 期末時点

年収分析

e-Stat賃金構造統計 + 有報データに基づく推定
年齢別 推定年収の内訳
推定値です。卸売業・小売業の業界統計を企業の年収比率(×1.205)でスケーリングしています。
※ 内訳は業界平均の比率(基本給・残業代・賞与)から推定
基本給×12残業代×12賞与
※ 内訳データがないため業界平均の比率から推定しています
基本給(月額推定)業界比率
40万円
残業代(月額推定)業界比率
1万円
賞与(年間推定)業界比率
91万円
賞与比率
16%
平均年収の推移(有報実績)
最新年度
493万円
6年変動
-1.0%
変動額
-5万円

働き方・ダイバーシティ

有報 + 女性活躍推進企業DBに基づく
基本情報
493万円
小売業平均
47.1
小売業平均
22.6
小売業平均
労働環境
14.2h
| 平均 26.7h
--
非公開
--
非公開
ダイバーシティ・女性活躍
11%
全上場平均 9.4%
17%
74%
50%
女性÷男性 (100%=同一)
3%
全上場平均 30.2%
100%
認定制度
えるぼし 3段階
女性活躍推進の認定(厚生労働大臣)

採用・継続就業・労働時間・管理職比率・多様なキャリアの5項目のうち、基準を達成した項目数に応じて1〜3段階で認定されます。 3段階中3段階目の認定です。

よくある質問

有価証券報告書データに基づく回答です

Q近鉄百貨店の平均年収はいくらですか?

株式会社近鉄百貨店の平均年収は493万円です(有価証券報告書 2025期)。

小売業の業界平均558万円と比較すると65万円低い水準です

なお、この数値は全社員(総合職・一般職・現業職等を含む)の平均であり、職種や役職によって個人差があります。

Q近鉄百貨店の生涯年収はいくらですか?

株式会社近鉄百貨店の推定生涯年収は約2.0億円です。

22歳で新卒入社し60歳で定年退職するまでの38年間を想定。e-Stat賃金構造基本統計調査に基づく年齢別推定年収を、22歳入社・60歳定年の38年間で積み上げて算出しています(退職金は含みません)。

小売業の業界平均の推定生涯年収約2.1億円と比較すると同程度の水準です。

※実際の生涯年収は、昇給ペース・役職・ボーナス変動・転職等によって大きく異なります。

Q近鉄百貨店の残業時間はどのくらいですか?

株式会社近鉄百貨店の平均残業時間は月14.2時間です(有価証券報告書 2025期)。

小売業の業界平均15.8時間と比較すると少ないです。

ただし、裁量労働制やみなし残業制度を導入している企業では、有報の数値と実際の労働時間が異なる場合があります。

Q近鉄百貨店の有給休暇取得率は?

株式会社近鉄百貨店の有給休暇取得率は現在公開されているデータでは確認できません。

企業分析NOTEでは、ホワイト企業ランキングで働きやすさを総合的に評価しています。

Q近鉄百貨店はブラック企業ですか?激務ですか?

株式会社近鉄百貨店の労働環境を有価証券報告書のデータで確認すると、平均残業時間は月14.2時間(小売業平均15.8時間)、平均勤続年数は22.6年(小売業平均11.4年)です。

「ブラック企業」の明確な法的定義はありませんが、上記のデータを業界平均と比較することで客観的な判断材料になります。

残業時間は業界平均以下、有休取得率は業界平均以上であり、データ上は業界平均より良好な労働環境と言えます。

ただし、裁量労働制やみなし残業を導入している企業では、有報の残業データが実態と異なる場合があります。

Q近鉄百貨店の評判・総合評価は?

企業分析NOTEでは、口コミではなく有価証券報告書の公的データに基づき企業を評価しています。

株式会社近鉄百貨店の主要指標:

  • 残業:月14.2時間
  • 勤続年数:22.6年
  • 営業利益率:4.7%

ネット上の口コミは個人の主観に左右されますが、有価証券報告書のデータは企業が法的責任を持って開示した公的情報です。

ホワイト企業ランキングで業界内の位置づけを確認

Q近鉄百貨店は長く働ける会社ですか?

株式会社近鉄百貨店の平均勤続年数は22.6年(小売業平均11.4年)です。

業界平均を上回っており、社員が長く働き続けている傾向がうかがえます。

直近の売上成長率は前年比+1.4%です。

営業利益率は4.7%です。

売上成長率ランキングで成長企業を確認

Q近鉄百貨店の業績・将来性はどうですか?

株式会社近鉄百貨店の直近の売上高は1,151億円(前年比+1.4%)です。

営業利益率は4.7%です。

売上成長率がプラスの場合は事業が拡大傾向にあり、営業利益率が高い企業は社員への待遇還元余力も大きい傾向があります。

売上成長率ランキングを確認

Q近鉄百貨店は女性が働きやすい企業ですか?

株式会社近鉄百貨店の女性活躍に関するデータは以下の通りです。

  • 女性管理職比率:11.1%
  • 男性育児休業取得率:250.0%
  • 男女の賃金差異:49.9%

女性活躍ランキングで業界内の位置づけを確認

企業基本情報

英語社名
Kintetsu Department Store Co., Ltd.
証券コード
8244
業種
小売業
市場区分
スタンダード(内国株式)
所在地
大阪府
本店所在地
大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1番43号
設立
1934年9月28日
資本金
150億円
決算期
2月
会計基準
日本基準
従業員数
1,962名(連結)
電話番号
(06)6624-1111(代表)
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