企業分析NOTE
プライム(内国株式)輸送用機器7012

川崎重工業株式会社

2025年3月期 有価証券報告書のデータを掲載
最終更新:2026年5月9日

川崎重工業株式会社は輸送用機器に属するのプライム(内国株式)上場企業です。従業員数40,640人、平均年収793万円(輸送用機器平均より131万円高い水準)です。航空機、鉄道車両、船舶、エネルギー設備、産業用ロボットなど、幅広い「ものづくり」を手掛ける超大手メーカーです。陸・海・空から宇宙まで、社会を支えるインフラや最先端技術を提供しています。

業界ポジション

色付き数値 = 輸送用機器平均との差
793万円66
業界平均(推定)
15.4年65
平均年齢41.5歳
業界平均(推定)
+15.1%57
12.5%53
23.3%14
総合スコア
58/ 100
この企業輸送用機器平均

企業レポート

有価証券報告書をもとに作成した事業分析

川崎重工業は、東証プライム上場の超大手メーカーであり、航空宇宙からロボットまで多角的な事業を展開。FY2023には売上1.8兆円超を達成し、業界平均を75.9%上回る高年収が魅力です。ただし、自己資本比率23.7%は財務健全性において注視が必要です。

事業概要

航空機、鉄道車両、船舶、エネルギー設備、産業用ロボットなど、幅広い「ものづくり」を手掛ける超大手メーカーです。陸・海・空から宇宙まで、社会を支えるインフラや最先端技術を提供しています。

セグメント分析

成長性や将来性を考えると、「精密機械・ロボット事業」は産業の自動化・省力化ニーズの高まりから、また「エネルギーソリューション&マリン事業」における水素関連設備は脱炭素社会への移行で、特に成長機会が大きいでしょう。これらの分野での専門性や技術開発に携わる職種は、キャリアアップや待遇面で有利になる可能性があります。

こんな人に向いている

大規模なものづくりに携わりたい方、高い専門性を追求したい方、安定した環境で高年収を目指したい方に適しています。

知っておきたい注意点

FY2021には営業赤字を計上しており、自己資本比率も23.7%とやや低め。財務の安定性には注視が必要です。

データ更新: 2026-03-16 時点

代表的な商品・サービス

🚗

ジェットスキー

Powersports And Engine 29.1%
🏗️

航空宇宙システム

システム 27.8%

水素関連設備

エネルギー 20.1%
📦

産業用ロボット

Precision Machinery And Robot 12.5%
🏗️

鉄道車両

Rolling Stock 10.6%

中期経営計画

有価証券報告書の経営方針より
グループビジョン20302018年発表 → 2030年目標

グループビジョン2030は既存事業強化と新事業育成による持続的成長を目指し、選択と集中で事業ポートフォリオを変革。安全安心リモート社会、近未来モビリティ、エネルギー・環境ソリューションの三つの注力フィールドに注力し、社会課題解決と企業価値向上を両立させる戦略を掲げている。

中期経営計画の数値目標と実績推移に基づく評価

重点施策有報「対処すべき課題」より

成長投資
手術支援ロボット「hinotori™」のグローバル展開推進
新規事業
介護業務支援サービスへの新規参入
成長投資
水素サプライチェーン構築プロジェクトの商用化推進
リスク対策
全社的なTQMによる品質管理体制の強化
リスク対策
コンプライアンス体制の再構築と企業風土改革

リスクプロファイル

有価証券報告書「事業等のリスク」より

川崎重工業は多様な事業領域を持ち、特に水素関連技術の開発や大型プロジェクトの契約・履行リスク、コンプライアンス違反による社会的信用失墜リスクが顕著です。潜水艦修繕や舶用エンジン事業での不正事案も経営に大きな影響を与えています。脱炭素トランジションの遅延や地政学リスクも経営成績に影響を及ぼす重要リスクです。

有報のリスク記述をカテゴリ比率・重要ワードで分析した評価

有価証券報告書「事業等のリスク」よりOkapi BM25で自動抽出(2025年3月期

リスクへの対応状況有報「対処すべき課題」「事業の状況」より

コンプライアンス
社長委員長の全社コンプライアンス委員会設置し不正防止策を強化(対処すべき課題)
品質管理
2019年から全社TQM推進しデジタル技術活用で品質向上を図る(対処すべき課題)
プロジェクト
契約前リスク評価強化と法務部門による事前チェックを徹底(対処すべき課題)
脱炭素
水素関連製品やCCUS開発継続し市場ニーズに応える製品充実化(対処すべき課題)
経済安全保障
地政学リスク注視し経済安全保障対応を推進(対処すべき課題)

業績データ

直近5年間の有価証券報告書に基づく
売上高・利益の推移
📊売上高は6年間で+34%成長。
21,293億
+15.1%
-
-
880億
売上高営業利益純利益
従業員数・平均年収の推移
📊従業員数は6年間で+14%増加。人員増と同時に一人当たり売上高も向上しており、質と量の両面で成長しています。平均年収は+12%上昇。
40,640人
-
793万
5,239万円
従業員数平均年収一人当たり売上高
従業員一人当たり利益・給与還元率
📊7期中1期が赤字と、利益が不安定な状態です。給与が一人当たり利益を上回っており、人材確保を優先する姿勢です。
217万円
前年比
+239.1%
366.0%
一人当たり純利益(黒字)一人当たり純利益(赤字)給与還元率(右軸)100%ライン
還元率は「平均年収÷一人当たり純利益×100」で算出。100%未満は利益が給与を上回る状態。赤字年度は算出対象外です。
設備投資・研究開発費の推移
📊投資総額は64%増加しており、積極的な成長投資を実行中。設備投資が中心で、生産能力やインフラの拡充に注力しています。対売上8.9%と積極的な投資姿勢です。
1,411億円
489億円
8.9%
設備投資研究開発費対売上比率(右軸)
株価・市場パフォーマンス(月次)
📊株価は5年間で+34.8%の上昇。日経平均を大きく下回っており、株価は低迷しています。
3,217円
+34.8%
-66pt
対日経パフォーマンス(100=日経平均と同等)
株価(月次終値)出来高対日経パフォーマンス

株主・株式構成

2026-03 期末時点

構成指数

TOPIX日銀ETF買入対象

日本銀行はETFを通じてこの銘柄を間接保有しています

年収分析

e-Stat賃金構造統計 + 有報データに基づく推定
年齢別 推定年収の内訳
推定値です。製造業の業界統計を企業の年収比率(×1.943)でスケーリングしています。
※ 内訳は業界平均の比率(基本給・残業代・賞与)から推定
基本給×12残業代×12賞与
※ 内訳データがないため業界平均の比率から推定しています
基本給(月額推定)業界比率
67万円
残業代(月額推定)業界比率
3万円
賞与(年間推定)業界比率
151万円
賞与比率
15%
平均年収の推移(有報実績)
最新年度
793万円
7年変動
+12.0%
変動額
+85万円

働き方・ダイバーシティ

有報 + 女性活躍推進企業DBに基づく
基本情報
793万円
輸送用機器平均
41.5
輸送用機器平均
15.4
輸送用機器平均
労働環境
非公開
--
非公開
--
非公開
ダイバーシティ・女性活躍
3%
全上場平均 9.4%
39%
--
非公開
69%
女性÷男性 (100%=同一)
32%
+1.4pt
全上場平均 30.2%
--
非公開
認定制度
くるみん・えるぼし等の認定情報は確認されていません
出典:女性活躍推進企業データベース(厚生労働省)

よくある質問

有価証券報告書データに基づく回答です

Q川崎重工業の平均年収はいくらですか?

川崎重工業株式会社の平均年収は793万円です(有価証券報告書 2025期)。

輸送用機器の業界平均662万円と比較すると131万円高い水準です

なお、この数値は全社員(総合職・一般職・現業職等を含む)の平均であり、職種や役職によって個人差があります。

Q川崎重工業の生涯年収はいくらですか?

川崎重工業株式会社の推定生涯年収は約3.2億円です。

22歳で新卒入社し60歳で定年退職するまでの38年間を想定。e-Stat賃金構造基本統計調査に基づく年齢別推定年収を、22歳入社・60歳定年の38年間で積み上げて算出しています(退職金は含みません)。

輸送用機器の業界平均の推定生涯年収約2.5億円と比較すると高い水準です。

※実際の生涯年収は、昇給ペース・役職・ボーナス変動・転職等によって大きく異なります。

Q川崎重工業の有給休暇取得率は?

川崎重工業株式会社の有給休暇取得率は現在公開されているデータでは確認できません。

企業分析NOTEでは、ホワイト企業ランキングで働きやすさを総合的に評価しています。

Q川崎重工業はブラック企業ですか?激務ですか?

川崎重工業株式会社の労働環境を有価証券報告書のデータで確認すると、平均勤続年数は15.4年(輸送用機器平均16.8年)です。

「ブラック企業」の明確な法的定義はありませんが、上記のデータを業界平均と比較することで客観的な判断材料になります。

データは業界平均と同程度の水準です。

ただし、裁量労働制やみなし残業を導入している企業では、有報の残業データが実態と異なる場合があります。

Q川崎重工業の評判・総合評価は?

企業分析NOTEでは、口コミではなく有価証券報告書の公的データに基づき企業を評価しています。

川崎重工業株式会社の主要指標:

  • 勤続年数:15.4年

ネット上の口コミは個人の主観に左右されますが、有価証券報告書のデータは企業が法的責任を持って開示した公的情報です。

ホワイト企業ランキングで業界内の位置づけを確認

Q川崎重工業は長く働ける会社ですか?

川崎重工業株式会社の平均勤続年数は15.4年(輸送用機器平均16.8年)です。

業界平均を下回っていますが、設立年が新しい企業、中途採用を積極的に行っている企業、業界全体の人材流動性が高い場合にも短くなる傾向があります。

直近の売上成長率は前年比+15.1%です。

売上成長率ランキングで成長企業を確認

Q川崎重工業の業績・将来性はどうですか?

川崎重工業株式会社の直近の売上高は21,293億円(前年比+15.1%)です。

売上成長率がプラスの場合は事業が拡大傾向にあり、営業利益率が高い企業は社員への待遇還元余力も大きい傾向があります。

売上成長率ランキングを確認

Q川崎重工業は女性が働きやすい企業ですか?

川崎重工業株式会社の女性活躍に関するデータは以下の通りです。

  • 女性管理職比率:2.6%
  • 男性育児休業取得率:31.6%
  • 男女の賃金差異:69.0%

女性活躍ランキングで業界内の位置づけを確認

企業基本情報

英語社名
Kawasaki Heavy Industries, Ltd.
証券コード
7012
市場区分
プライム(内国株式)
所在地
兵庫県
本店所在地
神戸市中央区東川崎町3丁目1番1号
設立
1896年10月9日
資本金
1,044.8億円
決算期
3月
会計基準
日本基準
従業員数
40,640名(連結)
電話番号
(078)682 - 5001(大代表)
企業サイト
khi.co.jp
IR情報
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